自宅のリビング用のエアコンを買おうと思っているのですが、できるだけ費用を抑えたいんですよね。
(ko-shin)
エアコンの費用を抑えたい場合、初期費用(購入価格)だけでなく、ランニングコスト(電気代と維持費用)も含めた比較が必要です。
エアコンの初期費用は高額になりますが、最近は電気代も高くなってきているところも踏まえて、考えていきましょう。
【知識】電気代の30%以上はエアコンの使用⁉︎
家庭によって差はありますが、国の調査で家庭の電気代で約30%以上がエアコンの使用によるとの結果が出ています。
また、ウクライナ情勢の影響を受けて、液化天然ガスの価格の上昇から現在(2023年5月)電気代の値上げが続いています。
このことからも、エアコンの消費電力を抑える省エネ機能は、エアコンを選ぶ上で重要なポイントと言えます。
【知識】エアコンの平均寿命は、7〜10年程度‼︎
エアコンの寿命は、使い方や設置環境によりますが、各メーカーより、おおむね10年と言われています。
実際にエアコンの買い替えの時期についてアンケート調査をしたところ,下記の結果が出ています。
5年以内 | 10% |
5〜7年以内 | 10.8% |
7〜10年以内 | 25.5% |
10〜13年以内 | 20% |
13年以上 | 19% |
覚えていない | 14.8% |
エアコンを購入してから10年以内に買い替えたと回答した方が全体の45%を超えている結果になりました。
そのため,エアコンを選ぶ際は、目安として7〜10年間使用する計算で電気代を考えましょう。
計算式を使って、省エネVS販売価格‼︎どっちが得か比較‼︎
今回、電気代を計算をするにあたって、パナソニック(エオリア)の上位グレードと下位グレード、アイリスオーヤマの価格の安いエアコンを比較します。
商品 | 省エネ機能 | 販売価格 |
パナソニックのエオリアLX (メーカー上位グレード) | 高 | 高 |
パナソニックのエオリアGX (メーカー下位グレード) | 中 | 中 |
アイリスオーヤマのIHF6307G | 中 | 低 |
計算式
期間消費電力量(kWh)×1kWhあたりの電気料金単価(円/kWh)
※期間消費電力量(kWh)=1年を通じてエアコンを使用した場合に消費する電力量の目安(販売されているエアコンの商品詳細に表記されています)
※電気料金単価(円/kWh)=33円/kWh(2023年5月現在)
結果
エアコン(20畳) | 価格 | 期間消費電力 | 電気代(1年間) | 電気代の差額 |
パナソニック (エオリアLX 2023年モデル) | 32万円 | 2070kWh | 68,310円 | ー |
パナソニック (エオリアGX 2023年モデル) | 25万円 | 2525kWh | 83,325円 | +15,015円 |
アイリスオーヤマ (IHF6307G 2023年モデル) | 16万円 | 2530kWh | 83,490円 | +15,180円 |
上記の結果から、エアコンの平均的な寿命を使用したとして計算すると
・7年間使用した場合 10万5105円〜10万6260円差
・10年間使用した場合 15万150円〜15万1800円差
7年、10年間それぞれ使用すると「省エネ機能が高いエアコン」と「そうでないエアコン」との電気代にこれだけの差が生まれます。
このことから、「省エネ機能が高いエアコンでないもの」を購入する場合は販売価格が10万円〜15万円くらい安くないとトータル費用は大きくなります。
(ko-shin)
結果的に、ランニングコストが抑えられる「省エネ機能が高いエアコン」を選んだ方がお得になる場合が多そうですね。
また、「省エネ機能が高いエアコン」は必然的に高グレードのエアコンになるので省エネ以外の機能も多く、付加価値が多いと言えます。
総合的に判断して、自分に合ったエアコンを選ぼう
ここまでは、エアコンの購入価格と消費電力のトータル費用考えてきましたが、最終的には他の要素
・ブランドの信頼性
・空気清浄機能、スマート機能、静音性
・メンテナンス、保証
なども考慮して、自分のニーズに合ったエアコンを選ぶことが大切です。
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